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ジュリアン・シャムルワ(Julien Chameroy)さんのワンネスの世界(2):時間軸とご縁軸

今回も前回同様『ワンネスの扉』(ナチュラルスピリット)、および2025年11月8日に開催された徳間書店主催の『ワンネス UFO 臨死体験<NDE>』新刊記念講演会の内容をもとに作成しました。

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目次

ジュリアンさんのワンネス体験

ジュリアンさんの本を読み、講演を聞いて、もうひとつおもしろいなぁと感じたことがあります。それは、ワンネス体験を受け止める、ある意味文化的な違いです。

ジュリアンさんは、16歳のときに体験したUFOとの遭遇体験と、その後に起きる、日常レベルとは到底言いがたいワンネス体験を解釈して言葉にするために、その原因や理由、また具体的な根拠に至るまで、自問自答を重ね、また友人と体験をシェアすることで、それをあくまでロジカルに掘り下げようとします。私だったら、そうした特異な体験は内に秘めたままで、そこまで深掘りすることはなかったかもなぁ・・・。

これまで外国の方が書かれた本を読み、あるいは外国人スピーカーのセミナーに参加しても、スピリチュアルなテーマにかぎれば、そうした文化的な多様性と、そしてアプローチの違いを意識することはなかったように思います1。しかし、ジュリアンさんのワンネス体験に対する緻密ちみつでロジカルな向き合い方は際立っています。それは、私にはとても新鮮に映るものです。

講演で直接お話を聞くことで、フランスに生まれ育ったジュリアンさんの物事のとらえ方、理解の仕方が、フランスという国の文化と、フランス語ということばの影響を強く受けていることを知り、それは目からうろこでした。われながら「今かよっ!」って感じですが^^; そこに、多くの日本人の物事のとらえ方(たぶん私だけではないと思いますが・・・)との違いに気づき、また、新たな発見もありました。

ジュリアンさんのロジカルで緻密なアプローチの背景には、あるいは、17世紀フランスの(哲学者であり数学者でもある)デカルトがいしづえとなった、そしてフランスという国に根付いている近代合理主義の歴史と伝統があるのかもしれません・・・ジュリアンさん、間違えていたらごめんなさい。そして、もうひとつジュリアンさんが言っていたのは、フランスの政教分離原則「ライシテ(Laïcité)2」の厳格さでした。フランスでは、日常の会話の中で軽々しく「神さま」のこと話題にする習慣はないとのこと。そこいくと、日本人はわりと抵抗なく、ふつーに「神さま」って言いますものね。

ワンネス体験について、左脳的 vs 右脳的受け止め方は?

しかし、日本人でも、物事をロジカルに分析、解釈するタイプの人はいますよね。男性にはそういうタイプの人が多いのかもな。一方で、右脳優位で、物事を感覚的にまるっととらえて理解するタイプの人間もいて、私は、どちらかといえばそっちのタイプです。

考えてみると、たとえば未知の事柄であったとしても、私は、特に根拠がなくても感覚的に「うんうん、そうだよね!」「わかるわかる!」と早合点はやがてんしてしまうところがありますね。ある意味、左脳を使ってロジカルに考えれば疑問や矛盾は残っていることにうっすら気づいても、それはひとまず棚上たなあげにして、早合点を良しとしてしまう、ある意味、いい加減さと危うさがあるかもな。まっ、そうした日本人kaz の“いい加減”さはキライではありませんが^^

そもそもワンネス体験や覚醒体験というものは、あまりにも情報量が多すぎて、ことばで理解して表現するには限界があると言われていますよね。どちらかと言えば右脳人間の私は、そうした言語による論理的な理解をはなから諦めてしまっているいさぎよさ(ん?)があります。

しかし、ジュリアンさんの広い視野と視点は、フランス語のロジカルな構造はもとより、日本語にも精通し、日本語が持つある種の曖昧あいまいさが、ワンネス体験というきわめて膨大な情報を表現する上では適しているというところまで深く理解された上で、それを掘り下げていかれるところはスゴイ!と言わざるを得ません。

ワンネスにせまる「智」の力

以上が、私がジュリアンさんのワンネスの体験を、単に「体験」とするのではなく「ワンネスの世界」と表現した第二の理由です。第一の理由は、ジュリアンさんの体験の稀有けうな特異性を根拠とするものでしたが、第二の理由は、そのアプローチの仕方の緻密さと、わかりやすく整理されたロジックに注目したものです。

ワンネス、あるいは覚醒、さらには悟りといった概念については、その情報量の膨大さゆえに、どうしても感覚的な、ふんわりした解釈や捉え方になりがちですが、ジュリアンさんは、その深淵な領域をロジカルに掘り下げていかれた。その「智」のクールな明晰さは、ただただリスペクトしかありません!

ジュリアンさんは、ご自身で「左脳(が強い)人間」だとおっしゃっていますが、おそらく左脳と右脳のバランスがとても良い方なのだと拝察します。左脳の思考や論理が前に出ると、そもそもワンネス体験のような、いわゆる神秘体験は起こり得ないものと認識していますが、そうした明晰で理性的な思考を乗り超えて、しかも日常何度も頻繁ひんぱんにワンネス体験に導かれたということは、そこにはかなり強い「導き」があったのだろうと、驚きすら感じます。

“時間軸”と“ご縁軸”

さて、2025年11月に開催された講演で、ジュリアンさんは“時間軸”と“ご縁軸”という、思わず「なるほどなぁ!」とひざを打つような、おもしろいふたつのアプローチの道すじを示してくださいました。今回は、その興味深いアプローチをご紹介して締めたいと思います。

ご承知のとおり、私たち人間は、三次元世界の中で「時間」や「空間」という、とても良くできた「幻」の中に生きています。そして、その幻想の中で物事をわかりやすく表現するとき、言葉によって「まず、そして、最後に」と、線の上を流れる時間軸にそって説明することでお互いの理解は深まります。私たちはそうした「一本の線の上を流れる、揺るぎない時間の軸」を前提に、それにしばられて生きていることは、今さら言うまでもありません。

ところが、そうした線形の世界観ではどうしても説明できない出来事の中に、私たちは、時として出会う場面があります。ジュリアンさんのワンネス体験、言語表現を超えるあまりにも美しい多層的な世界も、まさしくそのひとつでしょう。

しかし、ジュリアンさんが何度も何度も体験されたそうした稀有けうな出来事でなくても、長年会っていなかった知人に、会うはずがないところで偶然出会い、そこから人生の新たな流れが始まるといったことは、私たちも、日常、多かれ少なかれ経験しますよね。

そうした、一見偶然に思える出来事は、実は、宇宙の秩序の中で、精緻せいちに、美しく織られた多次元の織物のような世界の中に、ドンピシャの絶妙なタイミングで配置された出来事なのかもしれません・・・たぶん。そして、その多次元の織物は、時間や空間といった限られた概念の中で理解し、また、それを時間的な線の上で説明することは、到底困難に思えます。

しかし、その多次元の織物は隅々まで精緻に、どこまでも完璧に織られたもので、何ひとつ加えたり、差し引いたりする必要がない、ただただ美しい調和の中に、しかし、一瞬たりともとどまることなくダイナミックに躍動する世界なのでしょうね。そして、その織物を創り上げている一つひとつの要素のつながりを、ジュリアンさんは「ご縁」という美しい日本語で表現します。その一つひとつのご縁で、たくみのきわみで織り上げられた、どこまでも美しい織物は“ご縁軸”という軸で織られている!

宇宙は何と美しい!!

シンクロニシティと時間軸

シンクロニシティ3という響きはそれはそれで美しいけれど、ジュリアンさんが示す「ご縁軸」という響きには、和食の「お出し」のような、まろやかで控え目だけれど揺るぎないりんとした主張もある。深い味わいがあるよなぁ・・・。

冒頭から、少し回り道してしまいました。次回から、いよいよジュリアンさんの、ご縁軸で織られた美しい織物の世界の一端をご紹介してまいります!


  1. スピリチュアルなテーマについて。文化的な背景の違いと理解の相違:スピリチュアルなテーマは、たとえば輪廻転生といった概念をそれほど違和感なく受け入れる(もちろん人にもよりますが)日本人や東洋人の感性に比較的馴染みやすく、外国人が書く、あるいは語るものであっても、文化的な相違をあまり感じることなく受け入れられるのでは?と私は考えている。 ↩︎
  2. ライシテ(laïcité)とは?:フランスにおける独自の「政教分離」原則であり、国家の宗教的中立性、公的空間の非宗教性、そして個人の信教の自由を保障する共和制の基本理念。宗教を個人の私的領域に留め、政治・教育から宗教的影響を排除することで、異なる信仰を持つ市民間の平等と共生を目指すもの。  ↩︎
  3. シンクロニシティとは?:シンクロニシティ(Synchronicity)は心理学者カール・ユングが提唱した「意味ある偶然の一致」を指す概念で、日本語では「共時性」と訳される。因果関係がないにもかかわらず、心の中の出来事と外部の出来事が類似・近接して起きる現象のことで、人生の転機やサインとして捉えられることもある。 ↩︎

公式サイト https://doorway-to-oneness.com/

ジュリアンさんのフェイスブック https://www.facebook.com/doorwaytooness/
同インスタグラム @chameroyjulien
E-mail info@doorway-to-oneness.com

『ワンネスの扉』ナチュラルスピリット,2019
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ジュリアン・シャムルワ、はせくらみゆき共著『波動の時代を生きる ワンネスと宇宙意識』徳間書店,2023
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『宇宙ジャーナル』2024
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ジュリアン・シャムルワ、ネドじゅん共著『ワンネスへの招待状』ナチュラルスピリット,2025
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『ワンネス UFO 臨死体験<NDE>』徳間書店,2025
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ジュリアン・シャムルワ、美喜子安西共著『はじめてのコンポスト実践ワークブック(コミュニティガーデンの扉シリーズ』Maison Oneness,2025
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他、海外でも、語学教材を含め多彩な本を出版されています。

徳間書店 https://www.tokuma.jp/
有限会社テンプルビューティフル https://www.caycegoods.com/shop/

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