八咫烏(やたがらす)

八咫烏(やたがらす)は、日本神話に登場する象徴的で、神秘的な霊鳥。


🐦 八咫烏とは?

  • 三本足のカラスとして知られる霊鳥。現在では日本サッカー協会のシンボルにも使われている。
  • 「八咫」とは「非常に大きい」という意味で、「八咫烏」は“巨大なカラス”というニュアンス。
  • 古事記や日本書紀では三本足とは明記されていないが、平安時代以降の文献でその姿が定着した。

🗺 神武天皇との関係

  • 初代天皇・神武天皇が東征の際、熊野から大和へ向かう道中で山中に迷ったとき八咫烏が道案内をしたとされている。
  • この導きによって神武天皇は無事に大和に到達し、即位することができた。
  • そのため、八咫烏は「導きの神」として信仰され、勝利や正しい道への象徴とされている。

🌞 神々との関係性

  • 八咫烏は**天照大神(アマテラス)、または高御産巣日神(タカミムスビ)**によって遣わされたとされるが、記紀(古事記・日本書紀)で記述が異なる。
  • 天照大神は太陽神であり八咫烏もまた太陽の化身とされることから両者の関係は非常に深い。
  • また、八咫烏は**建角身命(たけつぬみのみこと)**の化身ともされ、賀茂氏の祖神としても登場する。これは神武天皇の東征を支えた一族とのつながりを示している。

🏯 八咫烏を祀る神社

  • 熊野三山(和歌山県):神紋に三本足のカラスが描かれており、八咫烏との関係が深い。
  • 八咫烏神社(奈良県宇陀市):建角身命を祀る神社で、八咫烏の化身とされる。
  • 賀茂御祖神社(京都市):通称「下鴨神社」。賀茂建角身命を祀り、八咫烏との系譜が伝えられている。

✨ スピリチュアルな象徴性

  • 八咫烏の三本の足は「天・地・人」を表すとも言われ、神と自然と人間の調和を象徴している。
  • 導きの力、太陽の力、そして神々とのつながりを持つ存在として、今も多くの人々に信仰されている。

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