「後悔」よくやってしまう行動、思考のパターンだよね。
後悔しているときの心のベクトルの向きは?
まずは「後悔」するときの心のベクトルを見てみようか? 後ろ向きになってるでしょ。思いや気持ちが過去に飛んで悔やんでいる。「あの時、あんなことを言わなければなぁ!」「あの時、あっちを選んでいればなぁ・・・」。良くわかるよ、私もよくやっていたのでね^^ でもね、残念だけど過去は変えようがない。
「今、ここ」にフォーカスする
そこで提案したいのが、まず「今、この瞬間に焦点を当てる」って時間を可能なかぎり増やすこと。できるだけ「今、ここ」にフォーカスするんだよ。でもね、私たち人間は、今ここじゃなくて、過去とか未来に焦点を当ててることが多いよね。
振り返ってごらん。楽しかったこと、うれしかったこと、上手くできたこと・・・そういうポジティブな思い出にはどんどん浸ったら、つかったらいいよ! でもね、過去にフォーカスしてるときはネガティブな思考や感情につかってることも多いでしょ? それは悔やんでいるときばかりじゃない。内側に向いた自責(自分を責めるってやつだね)の思いとか、外側(他人)に向けた怒りとか・・・心のベクトルが後ろ向き、つまり過去に向いているときはネガティブになっていることが多いでしょ。
心のベクトルが未来に向いているときも、どちらかと言えばネガティブになっていることが多い。心配とか不安とかね。じゃなくて、ベクトルを未来に向けるんだったら、たとえば「子どもの頃の遠足の前のワクワクする気持ち」とか、あんな感じがいいよね! でも、今日のテーマはそれじゃない。「後悔」なので、未来のことはまたあらためて語ろうか。
「今、ここ」にフォーカスする具体的なやり方
「今、ここ」にフォーカスするには“マインドフルネス”って考え方が参考になるよ。マインドフルネスについては、近々あらためて書く予定だけど、まずは「今、この瞬間を生きる」ってことに、できるだけ「今」に意識を向けるようにするんだよ。
たとえば、歩いているときは、できれば自然の中はいいよね。季節が移ろって空気の感触が変わっていく感じとか、風の匂いとか、道端に咲いてる花とか・・・とりあえず草花の名前とかは置いといて、花から受ける感覚や印象に気持ちを向けるんだよ。見てごらん、雑草と言われてるような草にも、よく見ると、小さいけれどとてもキレイな花が咲いてるよ!
食事をしているときは、もし一人だったら、考え事をしたりスマホを見たりしながらじゃなくて!食事する、食べるっていう行為そのものにフォーカスするんだよ。味はもちろんのこと、香りとか噛んだときの感触とか・・・まずは食べるってことに意識を集中する。
食事をする際に、食物を育て収穫してくれた人や作ってくれた人・・・たくさんの人の手(愛)がかかっているってことにも意識を向ける。自然と感謝の思いがわいてくるよね。そうすると、今いただいているもの、命そのものに対して深い感謝の思いがわいてくる。だって、食事をいただくってことは命そのものをいただくってことだものね!
人と話すときも「今、ここ」
人と話をしているとき。そのときも「今、ここ」に意識を向ける。
その際のコツは、人の話の内容はもちろん大事だけれど、人の話の内容を受けたときの「自分の感情と思い」つまり「内側」に意識を向けるんだよ。話の内容によっては、うれしい、ポジティブな気持ちになることもあるけれど、逆に、反発とか疑いとか、ときには怒りとか、ネガティブな思いがわいてくることもあるでしょ。
話が長くなりそうなので続きは次回にいたします。

      
      
      
      
      
      
  
  
  
  
